名物裂 向い花籠立花文綾織(緑) 包み裂袋

名物裂 向い花籠立花文綾織(緑) 包み裂袋

(P-M18G)

幅:21cm 高さ:13.5cm マチ:4.5cm
生地:織 絹100%

包み裂を収納する袋です。

向い花籠立華文とは

ヨーロッパの文様のものを中国で織り上げたであろう、納戸地花籠立華文風通金襴(明末・約400年前)は、江戸初期に小堀遠州が作った名物裂帖『文龍』の中に小片があり、研究所蔵の井上世外翁(馨・元大蔵大臣)旧蔵の『名物裂手鑑』、彦根藩家老旧蔵と伝承のある『名物裂帖』に、それぞれ小片があり、他の『名物裂帖』でも小片が見られます。

幸いなことに研究所蔵の本歌の裂は、茶入れ解袋の片身なので、全体的な構図も分り、複雑な組織も分り復原することができました。裂帳には全貌がわかる大きいものはありません。この柄は丹精で、気品があり、非の打ち所がありません。本歌は風通金襴で、柄は一方に向いていますが、今回は本歌より柄を少し小さくして立華文は上下にし、綾織で織り上げてみました。

本歌と遜色もなく、気がつかないほどです。柄の持った力かと思います。

 


在庫状態 : 在庫有り
¥12,000(税別)

( 税込¥13,200 )

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