「寧楽香纏ボールペン」と「金入り間道ケース」
「寧楽香纏ボールペン」と「金入り間道ケース」
奈良の文殊房 の萬谷雅史氏は2000年に奈良博物館に天平の筆を作り出品した、現代の名工です。奈良 正倉院の古文書に 沈香末塗の技法があり、現代に合わせて技術を考案しこの寧楽香纏 ボールペンを制作しました。
キャップは天平の筆の姿を取り入れて 煤竹 を使用しています。胴体部分の黒檀に沈香を重ね塗りしています(5回の塗布と磨ぎ)。胴は 斑竹と黒檀 を使用、本体の上部と先端部分、及びキャップの先端部分は鹿角を使用しています。アクセントに鈴木時代裂研究所の金入り間道を張り付け、純金糸で巻きつけています。
芯を交換する時はキャップを外し、ペン先の白い部分と黒檀の境目を廻して芯の交換をして下さい。芯は同サイズの物をご使用ください。その際、バネが入っていますので必ず入っていた部分に入れてください。
専用ケースは鈴木裂研究所の鈴木一弘が制作した「金入り間道」を使用しました。間道に金糸が入った染織品が研究所の蒐集品の中に有り、その間道を参考にして創作しました。素朴な間道に金糸が織り込まれていることは、それなりの地位の方の持ち物であったと想像されます。何れも工芸を慈しむ二人が楽しんで制作した作品です。
「寧楽香纏ボールペン」と「金入り間道ケース」
平成27年9月1日 販売開始
寧楽香纏ボールペン(素材:黒檀 沈香 鹿角 煤竹 斑竹 織物 金糸(純度94.48%) 寸法:キャップ付き長さ15,5㎝、本体13㎝、幅1,1㎝、重量15g)日本製
*天然素材使用の為、寸法、重量は、多少の違いが生じます。竹の柄と色は其々違います。
専用ケース(素材:絹99%、金属糸(金使用)1%、裏生地レーヨン 寸法:長さ17.5㎝ 幅8,2㎝ 厚さ1,5㎝ 重量80g)日本製
お問い合わせ先
文殊房
〒633-0001
奈良県桜井市三輪1186-2 http:// monjyubo.com/
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