¥350,000(税別)
カテゴリー: 𠮷野間道
𠮷野間道については「和漢錦繍一覧」に、
・・・・上代三百年余、地色コキモヘキコヒ荼ニテ格子四分ハカリ交四分ハカリノサナタノヤウナル嶌アリ間六七分ハカリアリ
ど載っています。また「古今名物類聚」「漢織並二茶入記」「名器録」「茶道筌蹄」「銘器秘録」「名物裂雑聚」「雅遊漫録」「古綿綺譜」「古今名物きれ」と、ほどんどの古文献に載っています。
𠮷野間道は江戸時代の豪商灰屋紹益(1607~1691年、本阿弥光悦の甥光益の子、佐野紹由の養子どなって灰屋を継ぎ、光悦に師事しが、京都島原の名妓吉野太夫に贈った打掛の裂であったという伝承があり、又紹益が後日、吉野太夫を身請して妻とした話も伝わっています。こうした事などが吉野間道の名の由来どみるべきだと思います。ただ古文献の中の「銘物裂名譜」(写本)に、
・・・・後醍醐天皇御衣ノ切也、地色アイミル茶、赤、萌黄竪横入子有、
筆二及ヒ難シ見事或物ナリどいう記載がありますが、この史実については現在のどころ不明です。𠮷野間道は本歌ど見られるものが数種あります。名物漢作天下一丸壺、名物漢作八重櫻大海、中興名物和物真中古大覚寺手比丘貞の茶入の仕覆にも用いられています。