¥10,000(税別)
カテゴリー: 青木間道
青木間道の名称は、豊臣秀吉の家臣であった青木一矩(アオキカズノリ)の所持によると伝えられています。秀吉の従兄弟と言われ、利休の弟子で茶人です。青木間道は数種類ありますが、それぞれに印象的で特徴があります。どうも青木一矩は間道が好きであったようです。
古文献「古今名物類聚」の間道の部に近似のものがあり、実物資料では「文龍」(小堀遠州が収集した名物裂帖)に青木間道として細片が貼付されています。当研究所蔵の井上世外旧蔵の裂帖と彦根藩家老旧蔵の裂帖にも細片が貼付されています。
当研究所の所蔵の本歌の裂は繰り返しの単位がわかる幅が有り、今回の再現には役立ちました。幅は本歌と同じ幅で完成させることができ、幾度かの色合わせにより、本歌と同じような色に近づき納得がいく青木間道に出来上がりました。本歌の青木間道は縦縞ですが、今回は横縞にして完成させました。本歌が私に与える感動!と同じように再現した青木間道が出来上がりました。
お持ちになる方と感動を共有できるならば望外の喜びです。