古渡更紗 扇手更紗 数寄屋袋
古渡更紗 扇手更紗 数寄屋袋
(S-5)
高さ15cm 横22cm マチ4.5cm
重さ370g
素材 外側:綿100%、 内側:レーヨン
マグネットによる開閉
生地・染め・仕立て:日本
※柄の位置が写真と異なる場合もございます
古渡更紗は古く茶人達から愛好され、挽家袋、仕覆等に使われてきました。今回茶道具の一つである数奇屋袋を再現した古渡更紗で作りました。ご愛用くださいませ。
扇手更紗とは
この更紗は彦根更紗(旧彦根藩井伊家伝来の更紗,現・東京国立博物館所蔵)の中に同模様のものが4点あります。その中の2点が黒地色です。当研究所のコレクションの更紗は黒地ですが、ボーダーの部分が含まれていることでインド製を物語っています。扇面の竹骨の部分を日本人が描いたなら要(かなめ)の部分に集まる筈の線が平行線で描かれていて貴重な資料です。この更紗は扇面を3枚組み合わせて丸紋にしています。インドでは扇面としてよりも一つの柄として制作されたことが微笑ましく感じられます。少し縮小して制作しました。